データドリブン経営・業務改善の仕組みを用意し、お客様の課題解決をサポートします。
データドリブン経営とは？
データドリブン経営とは、データ駆動型とも呼ばれ、経験や暗黙的な知識による経営・業務判断に替わって、各種データをリアルタイムに収集、蓄積、管理し、データの分析結果にもとづいた判断や施策立案を行う方法のことをいいます。
これまでの経験や暗黙的な知識による判断は、個人に依存する部分が大きく、他の人への説明やノウハウとしての共有が困難です。これらの問題に対し、判断・立案の迅速化と高度化、説明性の向上による経営・業務判断ノウハウの共有を目指します。
データドリブン経営を実現するには、複数の部署、複数の人が管理しているさまざまな種類のデータを分析、活用できるようにデータを加工、統合して管理する必要があります。
DPMSとは？
DPMS（Data-driven Performance Management System）は、多種多様なデータを分析、活用できるようにデータを加工、統合し、データドリブン経営に必要なデータ活用環境を提供するシステムです。
DPMSの導入・活用は、まず各種業務プロセスの分析を行い、次に管理指標(KPI)を抽出し必要な関連するデータを整理し、データ取得・変換・統合・分析フロー、管理指標(KPI)を推定するモデルを構築しまう。その後、改善施策の効果を試算するモデルを付加し、管理指標(KPI)の改善度をダッシュボードでモニタリングしながら業務改革を進めていきます。
DPMSで実現できること
- 分散して蓄積されたデータを統合して、分析・可視化することにより、経営・業務の実態をリアルタイムで把握することができます。
- データを構造化して整理することにより、管理指標（KPI）と各種データ・指標間の関係を管理し、施策による効果の試算を実現できます。
- 施策検討時に、施策効果の試算モデルと改善度を踏まえた試算データに基づき、意思決定ができるようになります。
- データ入力から分析・可視化までの一連の作業フローを自動化する自動化することで、日常的な業務の効率化が図れます。
DPMSの基本機能
DPMSの基本機能は「データ収集・調製・登録機能」「管理指標算出・機械学習機能」「ダッシュボード機能」の３機能です。
- データ収集・調整・登録機能：様々なデータソースから自動的にデータを収集、形式を整えてデータベースに登録。データの内容を確認し、言葉の誤り・揺れなどを調製して分析可能なデータに変換します。
- 管理指標算出・機械学習機能：バランススコアカードを基に、実業務と実データに応じた管理指標（KPI）を設定。KPIと各種データの関係性を分析・学習し、将来推定や施策試算に関する機械学習モデル（AI）を開発してライブラリ化します。
- ダッシュボード機能：各種KPIの状況をリアルタイムに把握したり、AIによる将来予測や効果試算を可視化・マネジメントするデータ駆動型マネジメント用ダッシュボードを開発。施策の効果推定を行い最適化を支援します。
DPMSの活用事例
・データクレンジング（道路事業）
複数のシステムに蓄積されたデータの内容を確認し、言葉の誤り・揺れなどを調整して分析可能なデータとして修正しました。
・データ駆動型施設管理（道路事業）
データ駆動型インフラ維持管理のためのデータクレンジング、検索型データ分析（EDA）、BIダッシュボードの構築を行いました。
・効率的点検・維持管理（鉄道事業）
トンネル維持管理業務のためのBI/AIの研究開発、業務分析と活用のための指標策定支援、関連データの総合管理を行いました。
・センサーデータ加工分析（通信事業）
複数のセンサーから得られたデータに時間、位置情報を付加し、センサー全体の挙動を可視化、データ間の相関性を分析しました。
DPMS導入の効果
・会議資料の自動生成・共有、最新データに基づく的確な判断支援が可能になります。
・管理・経営に関する会議やミーティングの効率化と深化が図られます。
・統合データベース・統一アクセスAPIの活用により、可視化、AI分析の高速化が可能になります。
・統合化基盤を用いることによるデータ追加・更新処理・開発の効率化が図られ、コストの低減が可能です。
・データアクセス用APIの整備により、異種データを組み合わせたアプリ開発の効率化が図られます。
お問い合わせ
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